【超有益】シャンプーを購入する際の正しい選び方を現役美容師がこっそり教える
『わたし、普段は高級シャンプーを使ってますの♪オホホ♪』
ちょっと待って下さい。
値段が高いシャンプーを使ってるのは結構なことですが、あなたの髪に合ったものをちゃんと使えていますか?
髪がパサついている人に洗浄力の強いノンシリコンシャンプーを使うと、乾燥をさらに悪化させてしまいます。
脂漏性の肌質の人に、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーを使うと、かゆみやフケの原因になることも…。
要は、『安かろう悪かろう』という考えはNGだってことです。
(→ 【2022年】美容師が認めるおすすめ市販シャンプー(ドラックストア)ランキング8選)
“あなたに合わない高いシャンプー”よりも、“あなたに合う安いシャンプー”の方が、だんぜん好結果が出る可能性が上がります。
今回の記事では、あなたに合ったシャンプーを選ぶために、知っておいていただきたい3つのポイントを紹介していきます。
それぞれのポイントをご紹介しましょう。
髪や頭皮に負担がかからないものか
そもそもシャンプーという行為には、髪だけでなく頭皮の汚れも落とすという役割があります。
髪と頭皮、どちらもデリケートな部分なので、それらを傷つけずに洗浄できるシャンプー剤を選ぶことが大切です。
せっかく強力な洗浄成分で汚れを落としても、洗浄成分が髪を傷めてしまっては元も子もありません。
(→ 使ってはいけないシャンプーランキング【商品名や悪い成分も公開】&安心安全なシャンプー11選)
そんなときは、シャンプーのボトルの裏の成分表を見てみましょう。
成分表には、シャンプーの基剤のやさしさや洗いやすさを表しているポイントがあります。
ボトルの裏には、さまざまな成分が書かれていますが、ここで特に注目していただきたいのは「界面活性剤」の種類です。
界面活性剤って何?
界面活性剤とは、汚れを落とすのに重要な役割を果たす成分です。
界面活性剤は、大きく分けて「高級アルコール系(石油系)」「石けん系」「アミノ酸系」の3つに分類されます。
それぞれの特徴を簡単に説明していきます。
石鹸系 ▶▶▶ 洗浄力が非常に強い。強アルカリ性のため、肌の弱い人には刺激を感じることがある。
アミノ酸系 ▶▶▶ 洗浄力がマイルドで保湿力もある。脂性肌の人はべたつき感が取れにくく感じるかも。
私は、アミノ酸系のシャンプーが特におすすめしたいです。
ココイル◯◯
例:ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸k、ココイルグルタミン酸TEA
ラウロイル◯◯
例:ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンTEA
ココアンホ◯◯
例:ココアンホプロピオン酸Na
アミノ酸系シャンプーは、人体への影響が少ないアミノ酸を原料としているため、洗浄力を維持したまま、やさしい洗い上がりになります。
とはいえ、強いスタイリング剤などを大量に使う人は洗浄力が物足りなく感じるかもなので、その際は高級アルコール系(石油系)のシャンプーを試してみましょう。
髪質に合うか?問題解決できる成分が入っているか?
猫っ毛、剛毛、くせ毛…肌の悩みと同じように、髪の悩みも人それぞれ違います。
2つ目のポイントは、シャンプーの内容成分が自分の髪質に合っているかどうか。
シャンプーボトルの裏に書かれている最も重要なポイント成分は、“シリコン”です。
硬い髪やくせ毛の方は、シリコン入りのシャンプーを使うと髪がまとまりやすくなります。
逆に、髪が柔らかくてハリコシが欲しい人はノンシリコンのシャンプーを選ぶと髪がふんわりします。
ボク、くせ毛じゃないから関係ない話だね♪
いえいえ。
くせ毛ではなくても、シャンプーにシリコンが含まれているかどうかは知っておくべきですよ。
シャンプーの中のシリコンの有無は、乾かした後の髪の状態に影響するんです。
具体的には以下の通り。
ノンシリコンのシャンプー ▶▶▶ しっとりとみずみずしい見た目で、仕上がりもなめらか。
香りはあなたの気分を良くするか?
次に紹介したいのは、シャンプーの香りの話。
(→ 美容室シャンプーでいい匂いが残るものを12種厳選【業務用サイズの美容院専売品も】)
ここって意外と軽視されがちなんですよね。
でもシャンプーの香りって、一日の気分を決めてしまうものです。
シャンプーした後の仕上がりには満足しているんだけど、においがどうも合わない…。
なんて経験があなたにはないですか?
イヤな匂いをまとったまま、勉強や仕事に一日集中なんてできるはずがないですからね。
人間は古来より、嗅覚という感覚器に頼って生きてきました。
危険なことなどを“におい”で察知して、上手く回避してきたのです。
人間が生きていくうえで、香りは切っても切れない密接な関係性があります。
より詳しくまとめた記事を準備したので気になる方は以下よりどうぞ。
口コミをきちんとチェック
Amazonや@cosmeで購入される方も多いと思いますが、ちゃんとレビューをチェックしてますか?
シャンプーを選ぶときは、成分や香り、コストパフォーマンスなど、さまざまな基準で迷ってしまいがちです。
シャンプーの選び方の正解は、“自分の髪質や頭皮に合ったシャンプーを選ぶこと”です。
硬い髪の人、柔らかい髪の人、オイリー肌の人、乾燥肌の人など、人それぞれ体質も髪質も違います。
出来るだけ多くの商品口コミを見て、適したシャンプーに近づきましょう。
まとめ
以上の3つのポイントを押さえてシャンプーを選べば、間違いなくベストなシャンプーにたどり着くことができると思います。
ぜひご活用下さいね♪