
一般的にシャンプーにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
“誰もが知っているもの”、“自然派のもの”、“肌に優しいもの”など、さまざまなものがあります。
それぞれのシャンプーの特徴を知り、どのような人が使うべきかを知ることで、髪や頭皮のトラブルを回避することができます。
この記事の内容を日々のヘアケアに活かしてください。
シャンプーには3つのタイプがある【“本当にいいシャンプー”と言われるのはあのタイプ】
シャンプーには大きく分けて3つのタイプに分類されます。
● 高級アルコール系
● せっけん系
アミノ酸系
美容室でよく使われているアミノ酸系は、“髪の毛と同じ弱酸性”という特徴があるので髪との相性が最高です。
また保湿効果もあるので、髪が傷んでいる人にはアミノ酸系シャンプーはおすすめです。
もちろん肌への刺激もないので、肌の弱い人でも安心して使用することができます。
(→ 色落ちしないカラーケアシャンプー|美容師おすすめ市販(ドラッグストア)5選)
ただしアミノ酸系は、『汚れを洗い流した!!』と実感できるほどの洗浄力がないのがデメリット。
また価格もピンキリで、同じアミノ酸系製品でも使用されている成分が違うと使用感も大きく異なります。
ココイル◯◯
例:ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸k、ココイルグルタミン酸TEA
ラウロイル◯◯
例:ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンTEA
ココアンホ◯◯
例:ココアンホプロピオン酸Na
(→ 【超ダメージヘア3分でちゅるりん髪】美容師おすすめの市販&サロンシャンプー8選)
高級アルコール系
市販のシャンプーのほとんどがこのカテゴリーに入ります。
安価な石油由来の成分を使用しており、生産者側のコストが抑えられるのが特徴。
“髪を洗った”という実感を大切にしたい人におすすめのタイプで、髪を清潔に保ちたい人におすすめです。
一方で肌への刺激が強いため、肌トラブルを起こしやすいというデメリットも…。
(→ 白髪予防に美容師がおすすめする市販&美容室シャンプーランキング8選【白髪を増やさない】)
せっけん系
石鹸系の場合、原料が動植物の油であるため、洗浄力は高級アルコール系とあまり変わりませんが、肌への刺激が少ないのが特徴。
脂性の方ほど、石けん系をおすすめします。
石鹸はアルカリ性なので、弱酸性の髪とは相性が悪く、髪が傷んでいる人にとっては状態を悪化させる可能性も…。
それだけでなく、頭皮や髪がやや乾燥している人が使うと問題を悪化させることがあります。
“シリコンシャンプー”って完全悪⁇【結論:必要に応じて使い分けよ】
ドラッグストアやスーパーで売られているシャンプーは、だいたいがシリコンシャンプーと呼ばれています。

シリコンは髪をまとまりやすくしたり保護するもので、シャンプーだけでなく、トリートメントやコンディショナーに多く含まれているね。
(→ 【香り残る】美容師おすすめ!匂いが強いシャンプー一覧:市販&サロンシャンプー12種)
一方ノンシリコン製品は、文字通りシリコンを使用していないものをいいます。
ノンシリコンシャンプーを使用することで自然な仕上がりになるだけでなく、時間の経過とともに髪本来の美しさを取り戻し、健康的な髪にすることが可能。
ノンシリコンシャンプーとシリコンシャンプーのどちらを使うかは、あなたの髪質に合わせて決めましょう。
髪が細い人や髪をふんわりさせたい人ほど、髪本来の美しさを引き出すために、ノンシリコンシャンプーを使うことをおすすめします。
(→ 【ラサーナプレミオール半額?】口コミ解析して超おすすめシャンプーと確信)
美容師としてあなたにおすすめしたいシャンプータイプはコレ
アミノ酸系 | せっけん系 | 高級アルコール系 | |
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成分名 |
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メリット |
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デメリット |
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シャンプーの特性と、効果の早見表を作ったので、ぜひご参考下さい。
(→ 3分でサラサラ女性髪!本当に良いシャンプーランキング12選【美容師が市販でいい匂い選ぶ】)
結論として…。
✓ “頭皮をケアしたい方”
には、アミノ酸系のノンシリコンシャンプーがおすすめです。
もちろん髪質や地肌の現状を考慮して選ばないといけませんが、アミノ酸系シャンプーは地肌へのダメージが少ないので、育毛環境を整えたい方にもピッタリ。
(→ 【2023年春】抜け毛対策に本当に良いシャンプーランキング市販15選)
またノンシリコンのものを使えば使用後の髪は軽く感じられるので、ヘアセットがやりやすくなるというメリットもあります。
自然由来のものを使いたいという方にも、アミノ酸系のノンシリコンシャンプーがおすすめ。