
美容師が髪や頭皮をきれいに洗う方法を伝授【シャンプー練習あるのみ!!】
どれだけ高品質なシャンプーを使っていても、それを誤った方法で使用すれば効果が激減してしまいます。

シャンプー方法を間違えると、頭皮が臭くなることもあるらしいね…。
(→ 美容室シャンプーでいい匂いが残るものを12種厳選【業務用サイズの美容院専売品も】)
そこで“年間に3000人以上のシャンプーを行う現役美容師”が、正しいシャンプー方法をお伝えします。
まず簡単に、洗髪の流れを説明すると以下の通り。
② 頭皮から毛先までしっかり予洗い(所要時間3分)
③ 手にシャンプーを取りしっかり泡立てる(所要時間1分)
④ 指の腹を使ってやさしく洗う(所要時間3分)
⑤ 十分に時間をかけて洗い流す(所要時間5分)
では以下より深掘りしていきます。
頭皮をマッサージするようにブラシでブラッシング
実際に、髪が絡まって洗髪に苦労した経験をお持ちの方もいらっしゃるかもですね。
シャンプーする前に髪をブラッシングメリットは以下の通り。
✓ シャンプーの泡立ちがよくする
✓ 頭皮全体の血行を促進し、抜け毛を防ぐ
髪が絡まるのは超ストレスを感じますが、入浴前にブラッシングすることでそういったストレスを防ぎ、シャンプーが持つ修復効果などを高めることができます。

ブラッシングってすごいんだね!!メンズもやった方が良いね。
頭皮から毛先までしっかり予洗い
髪を濡らすのもそこそこに、すぐにシャンプーを始めてはいけません。
まずはお湯でしっかり頭皮から毛先まですすぐことをおすすめします。
これを“予洗い”といいますが、この段階で指を頭皮にあてマッサージするように洗うと、ほとんどの汚れを落とすことができます。
落としきれなかった汚れは、後でシャンプーを使って落とします。
こういったひと手間を加えることで、さらにシャンプーの成分が浸透しやすい状態にします。

約3分間の予洗いは汚れを落とすだけでなく、心身のリラックス効果もあるんだよね。
手にシャンプーを取りしっかり泡立てる
予洗いをした後にシャンプーを泡立てずに直接髪や頭皮につけて使うと、いくら低刺激であっても頭皮がかぶれてしまうことがあります。

直接頭皮にシャンプーつけてた…。

シャンプーを泡立てずに使うと、すすぎ残しを起こしやすくしてしまうのよね。
そうですね。
だから適量のシャンプーを手のひらにのせ、手のひらで泡立ててからシャンプーしましょう。
もし泡立ちがいまいちな場合は少しお湯を足すと泡立ちがよくなりますので、適宜調整するといいですよ。
指の腹を使ってやさしく洗う(シャンプーの仕方は下向きでもOK)
予洗いでは指の腹で髪をマッサージするように洗っていましたが、シャンプーするときも同様です。
“手のひらの10本の指を使って、頭皮を持ち上げるように全体を動かす”ことで、きれいに汚れを落とすことができます。
強く力を入れてマッサージすると逆効果になるので、自分が気持ちいいと思う程度の力で行いましょう。

抜け毛を防ぐポイントは、指を髪にあてるのではなく、肌にあてるようにしてからマッサージをすること。
十分に時間をかけて洗い流す
最後は、すすぎです。
頭皮や髪にトラブルを作る人の大半は、このすすぎが不十分であることが多いです。
シャンプー剤が頭皮に残っていると肌トラブルの元になります。
『シャンプーが残っているとヌルヌルしてるよね。それが無くなるまで洗い流せばそれで十分じゃないの?』
『むしろ流し過ぎると有効成分が流れてしまうんじゃないの?』
と考える人もいますが、5分ほどかけてしっかりと洗い流すことをおすすめします。

そんなに時間をかけるのね!!
そうしないと頭皮を清潔に保つことができないのです。
ブラッシングで髪や頭皮の汚れを浮き上がらせ、「本番前の下準備」から「しっかりと十分にすすぐ」までが正しいシャンプーの方法です。

頭頂部や耳の後ろはすすぎ残しが起こりやすいので注意しようね。
あ!!そうそう。
洗髪後は必ず、“早めに”、“しっかり”とドライヤーで乾かしておきましょう。
濡れた髪は、ムチャクチャデリケートなので必ず守ってくださいね。
美容師が愛する至高のドライヤーをまとめた記事を準備したので、『何かいいドライヤーないかな?』と悩んでいたら、ぜひ以下よりご覧ください。
(→ 【2023年】コスパ良い高級ドライヤーランキング7選!美容師が髪質改善におすすめ)
美容師がシャンプーのやり方を説明して【まとめ:日々のヘアケアにひと手間を】
高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系など様々な種類のシャンプーがありますが、正しいシャンプーの方法はどのシャンプーにも当てはまります。
きちんとシャンプー剤を洗い流さないと、頭皮トラブルや悪臭の原因になることが多いので注意しましょう。